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領土にに関する政府答弁とその影響について

竹島の現状どう表現?…参院予算委で押し問答 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110305-OYT1T00239.htm
2011年3月5日10時06分

 前原外相は4日の参院予算委員会で、韓国が占拠している島根県の竹島について、自民党の山本一太参院政審会長から「韓国による不法占拠か」と再三問われ、「法的根拠のない形で支配されている」と9回にわたって繰り返した。

 山本氏は「日本語として違うのか」などと譲らずに審議はたびたび中断。菅首相も「外相が申し上げた通り」と5回繰り返す押し問答になった。

 枝野官房長官は「(自民党政権の時から)先ほどの表現で答弁していると引き継ぎを受けている」と理解を求めたが、山本氏は「自民党時代は不法占拠と言っていた」と収まらなかった。

 竹島や北方領土に対する「不法占拠」という表現は閣議決定でも用いられ、外務省ホームページにも明記されている。しかし、民主党政権では、韓国やロシアの強い反発を受け、「交渉当事者として不必要な摩擦は招かないようにしたい」(岡田克也前外相)などとして「不法占拠」の表現を避けることが定着している。

参議院インターネット審議中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

審議の詳細についてはこちらでご覧下さい。

外務省: 8.「李承晩ライン」の設定と韓国による竹島の不法占拠
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/g_senkyo.html

5.「李承晩ライン」の設定は、公海上における違法な線引きであるとともに、韓国による竹島の占拠は、国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠です。韓国がこのような不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではありません。このような行為は、竹島の領有権をめぐる我が国の立場に照らして決して容認できるものではなく、竹島をめぐり韓国側が何らかの措置等を行うたびに厳重な抗議を重ねるとともに、その撤回を求めてきています。

抜粋引用の為、詳しくはリンク先をご覧下さい。

中日領土問題の解決、思いもよらないチャンスが到来_中国網_日本語
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2011-03/05/content_22060107.htm
2011-03-05 09:33:55

ロシアと日本の領土問題が激化し、解決のめどが立たないなか、日本の考え方にちょっとした変化が起こった。この変化は中日の釣魚島問題を解決する上で大いに役立つかもしれない。

ここ数カ月、ロシアは領土問題をめぐり首脳陣の相次ぐ視察や軍事配備などで「第二次世界大戦の結果」にけりをつけようとしてきた。ロシアは「四島」の現状について、「ヤルタ協定」「ポツダム宣言」「サンフランシスコ条約」および「国連憲章」の第107条に基づく完全に合法的なものだと主張し、「不法占領」のレッテルをロシアに貼ろうとしていた日本を攻め返した。その結果、日本政府はついに立場の調整を余儀なくされた。2月24日、前原外相と枝野官房長官は日ロ、日韓の領土問題の現状について、「不法占拠」という言及を避け、「法的根拠のない形で支配されている」とし、「歴史的にも法的に見ても、他国が事実上の支配する根拠はない」と指摘。日本はいわゆる事実上の支配を実効支配とは認めないと述べた。

「不法占拠」から「法的根拠のない事実上の支配」への言葉の変化で、外交を通じて合理的に領土問題を解決するための余地が生まれたといえる。この半年間、戦後に残された領土問題をめぐって日本は中国に対し、「釣魚島の実効支配」の「合法的」立場を主張する一方、ロシアや韓国の実効支配に対しては「不法占拠」と訴え、民族中心主義の二重の立場を浮き彫りにした。

とはいえ、日本の政治家は過去の経験と現実の教訓から政治的心理をみなおし、外交方向を整理しはじめたようだ。昨年以降、米政府は「日米安保は釣魚島に適用される」と何度も発表したが、日米の東アジアにおける勢力拡大にみかねたロシアは首脳陣を頻繁に島に視察させ、領土交渉を有利に進めようとしていた日本の幻想を徹底的に砕いた。「固有の領土」が「不法占拠」されたことで日本政府は国内で架空の政治的威信を失い、対外的にも「日米安保」は「脅威」の疑われる中国や朝鮮にだけ適用されることが白日の下に晒され、面目丸つぶれとなった。

約2週間前、日本の「北方領土」における立場を支持すると発表した米政府に対し、ロシアは直ちに駐ロシア米国大使を呼び出し、「日ロ領土問題には介入するな」と警告した。米国の「威厳」がロシアに全く通じない事実を前に、日本政府はロシアと韓国に貼った「不法占拠」のレッテルをはがし、「法的根拠のない事実上の支配」と言葉を改めた。

架空の「脅威論」でもって中国や朝鮮半島を分裂させるような米国のままごとはロシアには通用しないことが証明された。しかも強硬で日本と敵対するロシアはまさに米国が日本で軍事基地を維持する口実でもある。こうした戦略的背景を前に、日本は米国に頼っていては日本の利益と尊厳が守られないと認識し始めたようだ。公正かつ合理的な領土問題解決に向けた外交手段を東アジア諸国とともに模索し、問題を解決できれば逆に、軍事基地撤退を米国に提示する有利な条件が生み出せることに気づいたのかもしれない。

国際関係の法則や道理は統一化されている。ロシアが「四島」を支配するのは「法的根拠のない事実上の支配」だという日本の見方からすれば、「ヤルタ協定」「ポツダム宣言」「サンフランシスコ条約」および「国連憲章」の第107条などは、ロシアが「四島」の主権を主張する根拠にはならないということだ。それなら日本が戦後20年以上米国から私的に権利を与えられてきた釣魚島は尚更「法的根拠」などないのではないか。日本の今回の態度は、関係国が戦後残された国際法に関わる問題を協力して冷静に検討する前提を創造したように思われる。そして、中日の釣魚島問題を平和的に解決する思いもよらないいチャンスとなる可能性がある。中日両国の識者は共に中日関係の構造的問題を解決する可能性を探り、東アジアの政治が好循環の発展軌道に乗り、歴史問題が和解するよう努力していく必要がある。

この国会審議を中国側では、「日本の認識の後退であり、領土問題を中国の有利なように進める事が出来る」というメッセージとして受け取ったようです。

枝野氏、北方4島と竹島は「法的根拠ない状態の支配」 「不法占拠」は避ける - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110224/plc11022411050005-n1.htm
2011.2.24 11:04

 枝野幸男官房長官は24日の衆院予算委員会で、わが国固有の領土である北方領土や竹島について「法的根拠のない状態で支配されている」と述べ、「不法占拠」という言葉の使用を避けた。自民党の下村博文氏の質問に答えた。

 枝野氏は「北方4島、竹島については歴史的にも法的に見ても、他の国がそこを事実上、支配する根拠はない。一般的にそういった事実上の支配は実効支配とはいっていない」と強調。その上で「わが国として、実効支配されていることを認めることはできない立場は明確だ」と述べた。

 ロシアの北方領土や韓国の竹島への不法占拠については外務省がホームページで明確に主張しているが、民主党政権は相手国への配慮のため、記者会見などで「不法占拠」と明言することを封印している。

衆議院インターネット審議中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

審議の詳細についてはこちらでご覧下さい。

外務省: 北方領土問題について
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/hoppo.html

(3)我が国固有の領土である北方領土に対するロシアによる不法占拠が続いている状況の中で、第三国の民間人が当該地域で経済活動を行うことを含め、北方領土においてあたかもロシア側の「管轄権」に服したかのごとき行為を行うこと、または、あたかも北方領土に対するロシアの「管轄権」を前提としたかのごとき行為を行うこと等は、北方領土問題に対する我が国の立場と相容れず、容認できません。
 したがって、日本国政府は、広く日本国民に対して、1989年(平成元年)の閣議了解で、北方領土問題の解決までの間、ロシアの不法占拠の下で北方領土に入域することを行わないよう要請しています。

抜粋引用の為、詳しくはリンク先をご覧下さい。

また、2月24日の衆議院予算委員会での同様の答弁をしており、こうした2度に渡る答弁が、中国側へ「日本後退」のメッセージとして受け取られたのだろうと思います。

中国機、尖閣に最接近 空自F15が緊急発進 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030201001010.html

 防衛省統合幕僚監部は2日、中国海軍の情報収集機など2機が尖閣諸島の北50~60キロまで接近したため、領空侵犯の恐れがあるとして、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたと発表した。

 領空侵犯はしなかったが、防衛省は「中国軍機が尖閣諸島にここまで近づくのは初めて」としている。

 防衛省によると、中国海軍のY8情報収集機とY8哨戒機は2日昼すぎ、東シナ海上空を南下、日中中間線を越え、尖閣諸島に接近したところで西に向けて方向転換した。空自南西航空混成団は、対領空侵犯措置としてF15戦闘機をスクランブルさせた。

中国側は、実際に日本側がどういう行動をするのか試しているような行動もしています。

こういう状況にあっても上記のような答弁しか出来ないのは、外交センスにも国防意識にも欠けるとしか言えませんし、日本の領土を守る気がないとしか思えません。

以前のエントリーでも書きましたが、中国とロシアはこの問題で連携をしていますし、韓国にも誤ったメッセージとして伝わっているでしょう。また、こうした日本の態度が世界に日本の領有を主張していく上で不利に働く事も忘れてはなりません。

YouTube - 新藤義孝「日本の主権と領土を守れ!」(2011.2.16)
http://www.youtube.com/watch?v=E8SDE4SxliE

最後に、自民党の新藤義孝議員の領土問題に関する動画をご紹介したいと思います。

一刻も早く民主党には政権から降りて頂かなければいけません。



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一色正春著 「何かのために sengoku38の告白」を読んで

今回は、久しぶりに本の感想を書きたいと思います。

朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:何かのために sengoku38の告白
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12337

以前のエントリーで購入したと書いた「sengoku38(一色正春)」氏の本です。

「何かのために sengoku38の告白」の表紙

昨晩一気に読みました。私の疑問の殆どに答えてくれる良書でした。

私が特に良かったと感じたのは、この中国漁船の行動を日本の法律に照らしてどの法によって逮捕するのかを、元海保の現場職員として見解が述べられていた点です。

何故、映像をYouTubeにアップしたのか、事情聴取時の様子は勿論の事、尖閣の領土問題の経緯が分かり易く書かれており、これから領土問題を知る為の入り口の本としてもお勧め出来ます。

「sengoku38(一色正春)」氏は、誠実であり、実直な方なのだと改めて感じました。「sengoku38(一色正春)」氏の行動は、海保という組織の一員ではなく、一人の日本国民としてのものだったのだと感じました。

我々は、「sengoku38(一色正春)」氏の勇気ある行動の返礼として、この行動の意味、YouTubeにアップされた映像の意味を考えなければなりません。私も日本国民の一人として考え、答えを探したいと思います。

Amazon.co.jp: 何かのために sengoku38の告白: 一色正春: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4023309206/
楽天ブックス: 何かのために - sengoku38の告白 - 一色正春 : 本
http://books.rakuten.co.jp/rb/6997029/

文字も大きいですし、分量も少ないので読書が苦手な方でも苦にはならないと思います。読み物としても面白いので、ぜひ購入して頂ければと思います。



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「sengoku38(一色正春)」氏の「自由報道協会(仮)」での記者会見について

以前のエントリーで「sengoku38(一色正春)」氏の「日本外国特派員協会」での講演について書きましたが、今回は「自由報道協会(仮)」での講演ついて書きたいと思います。

一色正春元海上保安官会見, Recorded on 2011/02/21 videonews.com on USTREAM. Other News
http://www.ustream.tv/recorded/12843096
YouTube - 【一色正春】2.21 「自由報道協会」記者会見[桜H23/2/22]
http://www.youtube.com/watch?v=sw0_E-8VpDQ

動画はこちら。

下の動画は、「チャンネル桜」が編集している物ですが、音声が若干こちらの方が聞き取りやすいのでこちらも紹介します。2、3質問がカットされていますが、個人的に大して重要なものでは無いと思います。

正直言って、記者のレベルが低く、先日の「日本外国特派員協会」での物の二番煎じでしかありません。先日の講演の時と同じような質問ばかりで退屈になります。

情報デモクラシー2011:尖閣映像流出の真意は 一色元海上保安官にインタビュー - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110222mog00m040002000c.html
2011年2月22日

本紙「情報デモクラシー2011 ウィキリークスのある社会(3)」に掲載した一色正春・元海上保安官(44)のインタビューの詳細を収録しました。インタビューは2月9日に行われました。

Q 尖閣諸島沖の中国漁船衝突映像を公表しようと思ったのはなぜですか。

A あまり偉そうに言う立場ではないですが、こういうことはマスコミ、もしくは政治家のお仕事ではないでしょうか。(公表を)誰もやらない。目の前に「モノ」がある。結局は自分でやるしかないなと。隠す意味のない映像です。あれを見て考えてほしいと思った。しかし、(ユーチューブに)出たとたん「秘密だから漏えいするのは悪い」という本質と違った方向に論点がどんどんずれていったのは残念でした。

Q 本質とは。

A あの海で何が起きているかを知って、考えてほしいということです。世界の中で、中国や自分の国が何をしているのか。百聞は一見にしかず、です。

Q 映像を公表しようと決断したのはいつですか。

A 何月何日と簡単に表せるものではない。やめとうこうか、どうしようか、葛藤はありました。話し出すと2時間くらいあっという間にたってしまう。徐々に変わっていったということですね。

Q 1人で決断した。

A そうです。

Q 何が一色さんを突き動かしたのでしょうか。

A 海上保安官としてやってはならないこととは分かっていました。しかし、憲法には公務員は「全体の奉仕者」とも書いてある。組織のルールを守れば国のためにならないし、国のためを思えば組織のルールに反する。ジレンマはありました。どちらが重要か。最後は私の価値観に従いました。それが正しいかどうかは分かりませんが、そう信じてやりました。結局、国民に判断材料がない。それはあかんやろと。これがほんまのことや。どうぞ見てください、と。あれを見て「日本が悪い」という人も中にはおるでしょう。私は同調しませんが、それはそれで、その人の意見ですからね。どういう意見を持つかは自由です。人の考えを無理やり変えるつもりはないです。

Q それぞれ個人で考えたらいいじゃないかと。

A あれを見て何とも思わなかったら、日本はそういう国。「おかしいやないか」という人が多かったら、そういう方向に行けばいい。それが民主主義というもんでしょう。目と耳をふさいで「どうだ」と言われても国民として判断できない。

Q 民主主義とか自由とかについては、若いころから意識していたのですか。

A 私は海保に入る前、外航航路の船員をしていたことがあり、いろんな国に行った。米国、欧州、中東、アフリカ、20カ国近くになると思う。独裁体制が倒れて1~2年のルーマニアにも行った。日本が一番いい国だと、外に出てみて初めて分かりました。

Q どんな船に乗っていたんですか。

A 原油やガスのタンカーが多かった。湾岸戦争の時、ペルシャ湾にも行きました。船の横に大きな日の丸を描くんですわ。自衛隊が守ってくれるわけでもない。日本の信用力が頼りでした。日本の原油の80~90%はここから来てるんですよ。遠い海で危険を冒している日本人がいるのに、知らない人が多い。戦争を肯定するわけではないですが、外国は軍隊を出しているのに日本では自衛隊派遣の是非を議論しているだけで、誰も何もしてくれない。疑問を持ちました。

Q なぜ海保に?

A 不況もあって、20代半ばで船を降りました。日本に帰れない暮らしを続けていると、日本社会に溶け込めなくなってしまうと思った。サラリーマン、職人見習いみたいなことをした後、商船時代に一緒に働いていた人が先に海保にいたこともあって、30歳の時、有資格者向けの試験を受けて入りました。

Q 映像を投稿したのは、どんな立場の自分だったのですか。

A 海上保安官としての気持ちもあるし、一国民として、日本人として、子供の親として…それは複雑ですよ。何が何割とか数式のように表せるものじゃない。

Q 同じ映像を見た海保の職員は何人もいたのに、なぜ一色さんだけが行動に踏み切ったのでしょう。

A 個人の価値観でしょうね。何を優先順位とするかという。やろうと思うことと実際の行動の間には高いハードルがある。

Q ユーチューブに投稿しようと決めたのはいつごろですか。

A CNNに送って何の動きもないので、これはあかんなと思って。(CNNでは)第三者に委ねてしまうことになる。それに44分全部は流してくれないでしょう。あの(衝突の)5分以外の部分にも見てほしいところはある。ああいう形(ユーチューブ)なら1人で完結できるじゃないですか。

Q CNNが放送していたらユーチューブには出さなかった?

A テレビでは一部分だけでも、インターネットで丸々流すような形にしてくれれば、それでよかった。

Q どうして日本のメディアではなくCNNを選んだのですか。

A いろんなこと考えたんですよ。日本のメディアだと、どこでどう(政府などと)つながっているか分からない。日中の2国間の問題だから当事国以外から出してもらったほうが世界の見る目も違ってくると思った。実は(中東の衛星テレビ局)アルジャジーラとかも考えたんですよ。でも、中東の局はちょっと色眼鏡で見られるかもしれないので、CNNかな、と。

Q インターネットがなかったらどうしていましたか?

A 仮定の話は難しい。そういう状況になってみないと分からないと思いますよ。重みが違いますから。答えるのは簡単かもしれませんが、それは本当の答えではない。

Q 意図も明かさず匿名で映像だけ流したのはよかったのでしょか。

A 色をつけて見てほしくなかったんですよ。客観的事実だけを示したかった。私が「立ち上がれ!」みたいな感じで出てくれば、もっと盛り上がったんでしょうけど、そうはしたくなかった。一人ひとりに判断してほしかった。メディアを通じようが通じまいが、出し方は私にとっては枝葉のことです。とにかく44分の映像を見てもらうことが目的ですから、やる前につぶされることだけは避けたかった。相手は国家権力ですよ。どんなことがあるか分からない。その時は「1億2000万(日本の人口)対私1人の戦い」という心境ですよ。やり方を考えている余裕はなかった。

Q ずっと匿名のまま分からないほうがよかった?

A いや、いずれ(自分が流出元だと)分かると思っていました。船(巡視艇)のパソコンから出てるという記録は絶対残る。だから、(11月10日の朝、当直勤務が終わったあと)船長が「お前はどうなんだ」と聞いてきたので、うそをつくこともないかと。なぜか知りませんが、怪しいと思ったんでしょうね。ただ、なるべく長い間捕まらないでいようとも思いました。騒動が1日長引くだけ、映像を見る人も増えるじゃないですか。そういう考え方をおかしいという人もいますが、900万人が見るのと1000万人が見るのだったら、どんなやり方をしても後者を選びます。

Q 投稿した直後に読売テレビの取材に応じたのはなぜですか。

A 保険です。逮捕された時に「頭のおかしなやつがやったこと」にされたら破廉恥事件で終わってしまうと思った。「しっかりこういうことをやった」ということを残して「逮捕されたら流してくれ」と。塀の中に入ったら言いたいこと何も言えないですからね。

Q 読売テレビには自分から連絡を?

A そうです。捜査が迫ってきたのは何となく分かったので、その日に備えようと。

Q なぜ読売テレビなのですか。

A そこはあえて伏せておきます(笑)。

Q 既存メディアについてどう思いますか。

A みんな同じ方向を向いているように見える。あの映像が隠されていたときはみんな「見せろ」と言っていたのに、出たとたん「誰や。探せ」という論調になった。私が起訴猶予になった時も、発表を聞いたまま書いている感じで、検証がない。間違いも多かった。名前も顔も知らない人が「元上司」として出ていたり、経歴が違っていたり。特に週刊誌。受け手の側に情報を取捨選択する能力が求められると思いましたね。新聞にはもっと頑張ってほしいと思ってるんですよ。ビデオの未公開部分をどうするのか。また(中国漁船が同じ海域に)来たらどうするのか。もっと多様な報道があっていいと思いますね。

Q 武器を持つ組織である海上保安庁で、現場の保安官が独自の判断をしたことに懸念の声も出ました。

A 想像力が豊かだなと(笑)。どんな武器を持っていてどんな仕様なのかとか、どこまで海保のことをご存じなのかと。私の目的は政権の転覆でも何でもないですし。戦前の軍隊と比べるのは、全く当たらないと思う。本当は映像の中身が問題なのに、論点をずらされた感じがします。

Q 国家秘密はあっていいと思いますか。

A それは当然です。軍事や外交での高度な判断というのはあると思います。

こちらは、毎日新聞のインタビュー記事です。

「sengoku38」氏が民間の船に乗っていて、「日本の信用しか頼る物が無かった」というのが印象的です。
現在も中東では政情が不安定であり、日本として何かしなければいけないところではありますが何も出来ていません。

また、尖閣の映像を「色を付けて観て欲しくなかった」というのも印象に残りました。
肩書きによって権威付けがされてしまうと受け手側は、正否の判断をする事を忘れてしまいがちです。「誰が言ったか」ではなく、「何を言っているか」に重きを置いて各々が判断をしなければならないのだと思います。

「sengoku38」氏の一連の言動を見ていて、非常に冷静で論理的な方だと感じました。

本来であれば、これは「sengoku38」氏のやらなければならない事ではありませんでした。それをご本人のみならずご家族も含めて安定した生活を投げ打って実行した事の意味を我々有権者は考えなければいけません。

どうやら、テレビではこれらの「sengoku38」氏の言動を放送するつもりはないようですので、このエントリーをご覧になった方は、インターネットを利用していないご家族やご友人に紹介して下さるようお願いします。

Amazon.co.jp: 何かのために sengoku38の告白: 一色正春: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4023309206/
楽天ブックス: 何かのために - sengoku38の告白 - 一色正春 : 本
http://books.rakuten.co.jp/rb/6997029/

まだ読んではいませんが、私も「sengoku38」氏の本を買いました。皆さんも興味があれば是非買って下さい。



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「sengoku38(一色正春)」氏の日本外国特派員協会での講演について

今回は、尖閣の事件でビデオをYouTubeにアップされた「sengoku38」氏の講演について取り上げたいと思います。

【元尖閣保安官 講演(1)】「石原知事まで来られ緊張」リラックスした様子で語り始める  - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021412530009-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(2)】「"その国"は日本に侵略を開始。ビデオ見れば分かる」と一色元保安官 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021413190010-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(3)】「国際紛争を武力で解決しようという動き出ている」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021413220011-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(4)】「国民は誰が本当の情報を流さないか気づき始めた」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021413390012-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(5)】sengoku38の意味は…「一つぐらい秘密あった方が事件忘れられない」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021413420013-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(6)】「この本を読んでもらえれば分かる」 著作をしっかりPR - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021413480014-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(7)】未公開映像の中身…「聞いた噂」として2説を紹介 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414010015-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(8)】「魚釣島上陸に海保は協力?」石原都知事の質問に「協力する」と一色氏 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414120016-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(9)】「中国はビデオ公開するよう日本に圧力を」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414220018-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(10)】ユーチューブ公開「見る人で考え違う、それこそがいい」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414420019-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(11)】「次の策考えた」ユーチューブによる拡散失敗も想定 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414460020-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(12)】「隠すべき秘密もある」ウィキリークスとの違い強調 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414490021-n1.htm
【元尖閣保安官 講演(13)(完)】「英雄ではない。当たり前」の言葉に会場から拍手 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414570022-n1.htm

テキストはこちら。

尖閣ビデオを公開した元海上保安官が講演, 尖閣諸島沖中国漁船衝突事件の衝突時の様子を収めたビデオをYouTubeで公開した元海上保安官の一色正春氏が、14日、外国特派員協会の昼食会で講演した。 videonews.com on USTREAM. Other News...
http://www.ustream.tv/recorded/12686714

動画はこちら。

実はまだ動画を観ておりませんので、産経の記事を引用しながら気になった点を少し取り上げていこうと思います。

【元尖閣保安官 講演(6)】「この本を読んでもらえれば分かる」 著作をしっかりPR - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021413480014-n1.htm
2011.2.14 13:48

 尖閣ビデオ流出事件について講演した一色正春・元海上保安官(44)は事件の報道に関して質問をされ、「この事件までメディアは常に正しい報道をしていると思ったが、推測、憶測で書いたり、発言したりしている」と批判した。

「この事件までメディアが常に正しい報道をしていると思った」との発言についてですが、字面通り、本心からこの発言をされているのであれば、大変ショックです。
海保や自衛隊、警察など治安や国防に携わる人達を陰に陽に批判し続けて来たのが、日本の既存メディアだからです。

【元尖閣保安官 講演(10)】ユーチューブ公開「見る人で考え違う、それこそがいい」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414420019-n1.htm
2011.2.14 14:41

 一色元保安官は「ユーチューブは自分1人で最初から最後までできる」とユーチューブで公開した理由を説明。「メディアに持ち込んでしまえばある程度、他人にネタを預ける形になる。一度(CNN東京支局で)試したがダメだという結論に達した」と語った。

 また、「テレビ局では(映像を)44分間まるまる流すことは難しかったと思う」と「あのような形で漠然とビデオを流すことで、『これが本物か』と客観的な目で見ることになる」と述べた。

 さらに、「テレビ局だとどうしても解説者が解説する。(ユーチューブでの公開は)見る人見る人で感想、考えが違う、それこそがいいことだ。理由はまだあるが結果的には(公開して)よかったと思う」と語った。

抜粋引用の為、詳しくはリンク先をご覧下さい。

ここでは、素晴らしいメディアリテラシーをお持ちなのに、上で取り上げたような発言をされたのか分かりません。

【元尖閣保安官 講演(12)】「隠すべき秘密もある」ウィキリークスとの違い強調 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414490021-n1.htm
2011.2.14 14:49

 尖閣ビデオ流出事件について講演した一色正春・元海上保安官(44)は民間の内部告発サイト「ウィキリークス」に関する見解を尋ねられ、「私とは主張などが違う。ウィキリークスについては『すべての秘密を明らかにせよ』という主張だと受け止めている。私は政府の側で働いていて、隠さないといけない秘密があることを理解している」と述べ、自身とウィキリークスとの違いを強調した。

抜粋引用の為、詳しくはリンク先をご覧下さい。

これは全くその通りで、個人でのやり取りでも本音と建前があるように、国家だからこそ隠さねばならない事も多くある事を理解すべきです。

また、ウィキリークスも国家やマスコミと同じように得られた情報全てを公開している訳ではなく、そこには何らかの意図が隠されていると見るべきです。ウィキリークスについては、過大評価だと思うし、手放しで信じて良い物でもないと思います。

【元尖閣保安官 講演(13)(完)】「英雄ではない。当たり前」の言葉に会場から拍手 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110214/crm11021414570022-n1.htm
2011.2.14 14:57

 尖閣ビデオ流出事件について講演した一色正春・元海上保安官(44)は質疑応答の終盤、質問者から「英雄」「ヒーロー」とたたえられ、「英雄とかヒーローとか言われるのは間違っている。むしろ当たり前のことと受け止められるように日本がなっていけばいいと思う」と切り返した。

 一色元海上保安官は「昔は日本人がそういう考え方をしていた。それが最近失われていることを心配している。以上です」と質疑応答を締めくくり、会場から拍手がわいた。講演会は午後2時5分に終了した。

この発言にも表れているように「sengoku38」氏は尊敬出来る人物であるし、国防、治安、消防、救急等に関わる「sengoku38」氏のような人達がいるからこそ、我々が平和な日常を送れているのだという事を認識しなければならないのだと思います。

今回は「情報」についての部分を中心に取り上げましたので、ぜひ全編を通してご覧頂ければと思います。

以下、追記。

動画を観ました。

産経の記事では、取り上げられていない部分もありますので、ぜひUstreamの動画をご覧頂ければと思います。



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